4月⑧
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昼休み。ふみえは委員会で柚木は所属している合唱部の昼練で、
僕がひさびさに一人の時間を過ごしていた時だった。
近くのドアが急に開いて誰かの声がする。誰か、って誰だかはわかっているけど。
「高島いる?」
「ふみえなら委員会だけど。」後ろを向いたまま答える。
「すぐ戻ってくるっしょ。ここで待っててもいい?」
僕は頷いた。
声の主は教室に入ってくると
僕の目の前の開いている席に座った。
「ゆりこ久しぶり。」
「ルーシーも元気そうで。」
ふみえの中学の同級生で僕の小学校からの同級生でもある、ルーシーこと、小川瑠依。
僕は春よりもこいつが嫌いだ。
「相変わらずゆりこは冷たいよね。だから友達できないんじゃない?」
「ルーシーみたいに上辺だけのあったかさで友達作りたくないから。」
「まだ優等生気取り?やめなって。誰も褒めてくれないよ?」
「ふみえにあんたの悪行がばれんのも時間の問題じゃないの?」
「残念でした。うちさ、年々嘘上手くなってるもん。ふみえなんかほんと、うちの思い通りだから。洗脳してるから。」
「おめでたいですね。」
「何?祝ってくれてるの?ありがとう」
僕が言い返そうとした時、ふみえが教室に入ってきた。