めぐるほん裏話

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初めての小説作法Ⅰ[2010/05/10 00:00]

今回は、全く小説を書いたことがなく、
初めて小説を書いてみようという人向けの話を書いていきたいと思います。

今まで、だいぶ観念的な、抽象的な話が多かったですが、
もっと具体的で、取っ掛かりみたいなことを話していきます。
もちろん、私が個人的に考えていることです。なので、参考程度で。

最終的に書けるようになったら、自分なりの書き方を探してみてください。
ここに書くことは、ごく一般的に言われているようなことで、
これが出来たら小説家になれるとか、新人賞になれるとか、そういうことではありません。
あくまで取っ掛かりです。

一般的なことは一般的に小説家を目指す人たちがかなりの数実践しているはずで、
そうなると毎年何万人も小説家が誕生しているはずです。
なので、初めて書く人は、これを取っ掛かりとしながらも、
いずれそれを拒絶するくらいの勢いで頑張ってください。


1.そもそも、小説って何?

小説を書くにあたって、小説が何だか分からないと書きようがありませんね。
といっても、小説とはなんぞや、というような問題は、実に哲学的な問題になってしまい、
永久に抜け出せない迷路に迷い込んでしまうので、深く考えずにごく簡単に定義しましょう。
それは日記でもなく、新聞記事でもなく、あるいは詩でもないもの。です。
曖昧ですね。でも、とりあえず、曖昧でいいのです。深く考える必要はありません。
ここは日本なので、もちろん日本語で書かれたものです。

小説には必ず人間が出てきます。
動物しか出てこない小説が仮にあったとしても、
それは少なからず人間に見立てられています。
人間を書きましょう。
また、その人間は、現状に満足せず、あるいは渇望を感じながら生き、
それを幸福で満たそうとします。小説はその過程を描きます。
そういうと、それは違うという人がたくさんいると思いますが、
まずは、それでOKです。

小説を書こうとする人はおそらく、現状に満足していないと思います。
何かしらの欠落があって、それを埋めるために
小説を書きたいという衝動に駆られているのかと思います。
そういう人には必ず小説が書けます。形になったり、賞を貰ったりできるかは
分かりませんが、実は大抵の人は小説が書けるんですね。
だって、現状に満足している人なんて、ほとんどいませんから。

なので、これから書いていこうとする人は、
自信を持って書いていきましょう。


2.最初に何をすればいいのか?

枚数を決めます。枚数とは400字詰め原稿用紙の枚数です。
つまり、小説の長さです。
新人賞でもそうですが、小説の長さを測る最小単位として、
原稿用紙換算枚数が使われます。
短編だと数十枚、中篇だと100~200枚くらい。長編はそれ以上。
この数は大体です。厳密に決まっているわけではありません。

純文学系の新人賞ですと、100枚前後から募集があります。
エンターテインメントだと、300枚400枚という募集があります。

皆さんは大抵パソコンを使って原稿を書くことになると思います。
例えばワードを使うと、初期設定で1行40文字、1ページ36行に
なっていたと思います(うろ覚え)。
つまり、1ページ書くと、原稿用紙にして4枚弱になります。
なので、新人賞に応募するために小説を書こうとすると、
純文学系だと100÷4 = 25ページ+α くらいのボリュームが必要です。
私の感覚だと、30ページ前後くらいで、100枚となると思います。

ワードだとページ設定のところで、1行の文字数と1ページの行数が指定できます。
そこで20×20にすると、原稿用紙換算枚数になります。

初めての方にはまず、短編を書くことをオススメします。
枚数は20枚~30枚
長く書くには根気がいりますし、それより短いと、起承転結のストーリーを
埋め込むのが難しくなります。
ワードのページ数にすると、7ページくらいでしょうか。
何よりも、最初は書き終えることが大事です。
このくらいのボリュームが実際の本になったとすると、
文字数や行数にもよりますが、大体15ページから20ページくらいなのではないでしょうか。
そのボリューム感を何となく念頭において、書き進めるといいでしょう。

めぐるほんに小説を投稿すると、自動的に1ページ40文字×40行程度に編集されます。
これはワードと同じくらいの文字数で、原稿用紙にすると4枚くらいです。
そこで7ページ前後になるくらいを目安に書いてください。

ここまでは、それほど本質的なことではありませんね。
まず書く前の準備段階ということになります。前提ですね。

この後は短編を書くことを前提に話を進めていこうかと思います。

次回は、何を書けばいいのか、を考えていきます。
気長にお待ちください。

小説作法

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