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書きあぐねている人のための小説入門[2010/04/22 00:00]
book タイトル 書きあぐねている人のための小説入門
著者 保坂和志
書きあぐねている人のための小説入門
保坂 和志
草思社
売り上げランキング: 72102
おすすめ度の平均: 4.0
1 作者はこの本を出版後7年間近く小説を出してない。
3 実用というより小説論に近い
2 小説を書くためにはまったく役にたたないでしょう。
3 書く踏ん切りのために必要な200ページ以上
2 題名、主題に一貫性がない


今回はこの本の紹介です。

まるで私のためのようなタイトルの本ですね

以前にここで取り上げた、ガルシア=マルケスの本も、
三田さんの本も、口語調というか、書き物として身構えてない本ばかりでした。

この本は、ワークショップでもなく、大学の講義でもありません。
しかし、あとがきに書いてあるのですが、
この本の成立は、保坂さんが10時間ぐらいしゃべったテープが元になっている
らしいのです。

もちろん、書くのがメンドクサイとか、時間がないからではありません。
思いつくままにしゃべったほうが、『ドライブ感』がでるから、です。

『ドライブ感』は、どういうことかといいますと、
一人の小説がどういう想いで小説を書いているか、というのが
生々しく伝わる、というようなことでしょうか。

更に、小説が生成する過程そのもの、という気さえします。

ですので、やはりこの本も、技術的な解説はほとんどないです。
というより、皆無。
というより、保坂さんは、むしろ技術的なことを否定しています。

皆さんは保坂和志の小説を読んだことがあるでしょうか。

私は、昔にこの本を買って、初めて保坂さんのことを知り、
小説を読んでみましたが、まあ、面白くないです。
淡々とした日々が、淡々と過ぎていくだけ。
おそろしいほどに起伏もドラマもありません。

もちろん、ご本人は、それを意図してやっているんですね。
小説の面白さは、ストーリーとか、プロットとか、
そういうところだけにあるのではない。
行間から立ち上る、情景、匂い、感触、
そこにこそ、真の面白さがある。
というような、ことが書かれています。

まあ、そうかもしれませんけど、それは何か上級者向けって感じで、
個人的にはもっと面白い小説が読みたいです。
三田さんの言っている、深くておいしい小説という奴でしょうかね。

でも、この本自体はすごく共感できる部分がたくさんあって、
それを少し紹介します。

小説というのは自我が書くものではなく、
小説がそこまでの部分で創り出した流れを
変に自分のほうに引き寄せようとするのではなく、
その流れに従って積み上げていくものなのだ。


続いて

予定が変更になったり、事前になかったイメージが出てきたら、
それは小説としての運動が始まったということで、
むしろ喜ぶべきなのだ。


これらは同じようなことを言っているのですが、
この本の中にはよく、『小説の運動』という言葉が出てきます。

書いていく中で、登場人物が勝手にしゃべりだし、
それにつられて、ストーリーもあらぬ方向へ動いていく。

そういうものを大事にしよう、と言っています。
細部の積み重ねが小説を創る、というような言葉も出てきますが、
登場人物になりきって、風景を見たり、耳を澄ましたり、誰かに会ったりしていれば、
それに沿った必然性というものが生まれてきます。臨場感と言い換えることもできます。

ですので、プロットはそんなに意味がないということになります。
プロットはあくまで神の視点で書かれたもので、
細部については考えられていません。
小説が細部の積み重ねなら、神よりも、ひとりでに動き出した瞬間を大事にしようということなのでしょう。

しかし、プロットを書いたら小説家になれないというわけではありません。
当たり前ですけど。
せっかく小説が勝手に動き出しているのに、
決めてあったから、といって無理やりプロットに従わせるのはよくないよ、ってことです。


続きまして。

小説を書き出す前のイメージやアイデアというのは、
いざ書き出してみると使えないことがほとんど


これは、上に書いたものと通じるところがあります。
この後に続く本文を抜き出して見ます。

これから小説を書こうとする人が「20歳が人生でもっとも美しいなどとは誰にも言わせない」なんて台詞を思いつき、これを小説の主人公に言わせたいと考えたとする。で、そういう台詞を言ってもおかしくはない場面を考え、なんとかそこまでたどり着いたとしても、いざ、主人公にこの台詞を言わせてみると、この台詞は十中八九、浮いてしまう。

なぜかというと、小説の自由な運動を無視しているからですね。
この言葉を最後に、あるいはモチーフにと決めた時点で、
登場人物の行動は制約されてしまいます。
すると、リアリティも臨場感も失ってしまい、せっかくの素敵な言葉も、浮いてしまいます。
出発点としてはいいのですが、がっちり決められたゴールにそれを持ってくると危険です。

色々あって、なぜか登場人物がこんなセリフを口にしてしまった。
それがそんな言葉だったら、たぶん読者も共感してくれるでしょう。


最後に。

自分の書いたものを、せっかく書いたんだから
という気持ちで可愛がっていてはダメなのです。


厳しいですね。ダメなもんはダメってことです。
とくに、上で書いたような、素敵な言葉、というのは自分で気に入ってしまって、
なんとか使えないものか、と考えてしまいます。自己陶酔ですね。
自己陶酔だけはやめましょう。
そういうものは、片っ端から湯水のごとく捨てましょう。


この本に書かれていることが全て正しい、
あるいは小説家を目指す全員に当てはまるかと言われれば
そうではないかもしれませんが、とくに純文学系の小説を書こうとしている人、
あるいは、まさに書きあぐねている人、は読んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに。

便宜上純文学という言葉を使っていますが、
最近ではほとんどボーダレス状態になっていて、純文学も大衆小説も
境目がなくなってきているようです。

今年1月に直木賞をとった「廃墟に乞う」という小説ですが、
これは休職中の刑事の話なのですが、ありきたりな刑事物ではなく、
事件の背景を描いたものになっています。
たしか、直木賞の誰かの選評に、
推理物ではなく内面を描いてあるので、受賞に値する
というようなことがあったような気がします。
なので、私は純文学だから、とか、僕は売れるエンターテインメントが書きたい、
とあらかじめ決めるのではなく、
自分が書きたいものを書いて、結果、どっちかに寄っていた、
ということでよいのかと思います。

ただし、新人賞に出すときは、一応線引きがあるので、注意してください。
小説作法

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女の子とムフフなことができるとういことでしょうか?(ノ゚Д゚)ノシ〇 http://hemn.me/commuk3

[2011/11/04 03:42]
たしかに萌えだな(;・ω・)! http://hemn.me/img/?d=3736041

nemoto [2011/10/27 16:00]
>今回だけだぞ(*・ω・)☆ http://hemn.me/flash/media?098

好き [2011/10/27 15:59]
絶対見てはいけません!(*・ω・)☆ http://hemn.me/2011/

好き [2011/10/27 15:48]
絶対見てはいけません!(*・ω・)→ http://hemn.me/img/?d=3736041

age [2011/10/27 07:13]
イヤじゃないよ。入れる時に少し痛むって聞いてるから、正直、ちょっと怖いってのはあるけど(*´ω`)※ http://hemn.me/gazoudouga.com/k3

姉さん [2011/10/26 14:19]

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