早野梓と樹海と

富士北麓に住んで30年が経ちました。その間、青木ヶ原樹海、富士五湖を中心に小説の舞台にしたり、四季折々の自然を楽しんできました。
これからも、さらに仲間たちと、それらの思い出づくりを積み重ねていこうと思っています。
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本)青木ケ原樹海を科学する[2010/07/08 16:25]
book タイトル 青木ケ原樹海を科学する
著者 早野梓
青木ケ原樹海を科学する―自殺するには根拠(ワケ)がある (ちょっとミステリー)
早野 梓
批評社
売り上げランキング: 465534
おすすめ度の平均: 3.0
3 変わった本です
1 俗書
2 読みにくいです。
5 心の病とは言わない?
5 自殺防止


富士山大爆発によってできた青木ヶ原樹海。ここには古の時代より様々な生物が生き、また死滅してはその上に新たな生命を宿してきた。大自然がそのままの姿で未だに残されている貴重な自然遺産を科学的に解明しつつ、精霊に呼び込まれるように、この青木ヶ原樹海で死を選ぶ老若男女が跡を絶たないのは何故かを、精神医学や生物学を媒介にその生態を具体的に明らかにする。
 一度は自殺を考えたことがある、そんな人に読んで欲しい・・・。
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自殺とか、うつ病とか、そういうたぐいのものを、「心の病」と、呼びたくないという、作者の意思が強く表れている。人間には、「心」という臓器はないと断言し、「脳という臓器」の病気だと言おうとしている。僕の友人である脳神経外科の医師は、まさに、その通りで、SSRIやSNRIが、効果があるのは、それを、まさに証明していると言っていた。そして、それは、さらに突き詰められて、「遺伝子レベル」の問題だろうと言う。それらは、本来、医学関係者の仕事であろうが、小説家の本の方が売れてしまうことが気になると言う。
この本が、どのくらい文学的価値を持つかは、文学者の問題だろうが、「人間には心という臓器はない!」という一行だけで、あるいは、その一行だけは、多くの人に正しく認識して欲しいと、その医師は、強い口調で言っていた。
たった一行だけでも、人生観を変えてしまうことがあるのかも知れない。


水無瀬 [2009/11/09 23:08]

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