
本)青木ケ原樹海を科学する
[2010/07/08 16:25]
富士山大爆発によってできた青木ヶ原樹海。ここには古の時代より様々な生物が生き、また死滅してはその上に新たな生命を宿してきた。大自然がそのままの姿で未だに残されている貴重な自然遺産を科学的に解明しつつ、精霊に呼び込まれるように、この青木ヶ原樹海で死を選ぶ老若男女が跡を絶たないのは何故かを、精神医学や生物学を媒介にその生態を具体的に明らかにする。
一度は自殺を考えたことがある、そんな人に読んで欲しい・・・。
いまの私って誰だろう、と思っている私は、すでに私ではない。人間の身体を形作っている細胞は秒速で分裂を繰り返し、いまの自分とは違った生き物になっている。ただ意識されないだけなのだ。私の意識も意識下の自分と無意識の自分とは重なり合っていて、無為意識の自分は、私が思ってもみなかった思考や行動をともなうことがある。
道具を使い、言語を持ってこの地球を征服した人間という生き物は、その原罪ともいうべき意識(無意識)に支配されて、生命を自ら絶つという不条理や自然の摂理を超えた性欲や殺人や犯罪に翻弄されることになる。