
本)富士・青木ケ原樹海事件簿 (ちょっとミステリー)
[2009/10/25 14:34]
ヒトは、なぜ死に急ぐのか?青木ヶ原樹海で見つかる年間50もの自殺遺体。樹海に棲む精霊たちが、今だに多くの老若男女を
異界の彼方へと誘い込む……。謎の死を追う20の事件簿。
人間の運命は生まれつきの遺伝子によって決定されている。ならばヒトはどう生きればよいのか? 源蔵は妻の文江と富士五湖の一つ精進湖の畔で土産物屋と民宿を営んでいる。 店のすぐ裏側が青木ヶ原樹海であることから、多くの自殺者を見てきた。ある日、湖畔に思いつめた様子の中年女性を見つけ、いつもどおり慎重に声をかける。 その女性、上条襟子は、大学教授の夫が樹海へ行くと言ってから10日も連絡がないことから不安が募り、探しに来ていた。 物理学者、写真家、世捨て人……富士山の裾野、青木ヶ原樹海に魅入られた人々が、その魅力と自分の生き方について対話を重ねるディスカッション・ドラマ。特異な自然に啓発されて、地球環境と人間の関係を探る新しい哲学が形づくられる。
新潮社で刊行された名作を、「ちょっとミステリー」シリーズとして新装収録!