富士山は火山
靄が切れると部屋の窓から真っ白な富士山が見える。空が青いのが初めて分かる。
いつも、駿河湾からの南風が廻ってくるので山中湖の丘にある私の窓の景色は、靄から始まる。靄が切れてからその日の天気がわかる。
富士山はやや西側に見る格好になる。
富士山の右側に小さな膨らみが見える。現在の新富士のはるか以前の火山の一部だ。左側には宝永山が見える。400年ほど前に噴火した側火山の一部だ
新人賞をとるために……
この「めぐるほん」では、小説投稿の欄と、日記の欄にしか眼がいっていなかったが、ちょっと、横を見ると、「新人賞をとるために」という、管理人の裏話としての、文章が掲載されていた。それを読みながら、今の若者は大変なんだなあと感じた。苦労しているのだろうとも思えた。
私自身で言えば、そういうところへ、一度も投稿したことはない。もともと、小説らしきものを書き出したのが、50歳に近いほどの年齢だったせいもあるかも知れない。最初から、「新人」という言葉からは、かけ離れた感覚であったのかも知れない。
だが、芥川賞も新人賞の範疇だとすれば、清岡卓行、三木卓、富岡多恵子など、まだ数人はいると思うのだが、詩人として名を成した人が芥川賞をとったこともある。その時の年齢は、そう若くは無かったはずである。しかし、現代詩で築き上げた「言語構築による表現美」は、強固であったのだろうと思うのだ。鍛え上げられた言語の美、というようなものがあったのかも知れない。そのレベルまでほど遠い私に、彼らの小説を語るほどの批評
ツララ
富士五湖は、富士山の山梨県側にある。富士北麓と呼ばれる地域である。さすがに静岡側よりは冷える。そんなに雪の量は多くはないが、冷え込みは鋭い。夜、国道の上に表示される気温がマイナス10℃を下回ることなどは、普通にある。私の住む山中湖の丘では、マイナス20℃になることもある。冷たい分、冬には、特異な自然現象が見られる。
樹木や屋根から鋭く垂れ下がるツララは、気をつけないと落ちてきてケガをすることもある。朝露によって樹木に出来る「霧氷」は朝陽をあびてキラキラと輝き、短い時間、私たちを異次元の世界へ誘ってくれる。そういうことに、とても敏感な人は、写真家なのであろうかと思う。霧氷がきれいな場所は知られているので、夜明けにその付近を通ると、カメラマンが列をなしている。山中湖の隣り村の忍野村に、その絶景が見られる。そこは、桂川が流れているので、川から上る水煙とともに、な