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人間に、心という臓器はない[2009/11/14 22:23]

「青木ヶ原樹海を科学する」を読んだ。小説ではなく、エッセイというか、青木ヶ原樹海の解説本というか、なんと呼んでいいかわからない、なんか変な本であった。そう面白いとは言えないという感じが、率直な感想であるが、奇妙に、アトを引く本である。つまり、ものを書くというためには、たとえば、この本程度の内容が、表面に表れなくとも、作者としての知識的基盤としては、持っていなければならないだろう、という気がする。
「人間には心という臓器はない」というのは、誰か言っていたように、たった、その一行で、読み手の、人生観を変えるほどのインパクトがあることは確かだ。ということは、「心にひびく」というのは、「今、脳にあるホルモンが支配している」と言わなければならないのか? 
作者は、そんなことを言いたいわけではないだろう。ある意味、分かりきっていることを、わざわざ、言葉で、不思議な世界に持って行くことはよくない、それは、間違いだと、言いたいのではないか? DNAの二重螺旋構造を発見したクリックが、脳学者に転向して、最初に、この2000年、哲学者は何も残さなかった、というような趣旨のことを言ったという記事をみた。真実は、真理は、時代によって変わるのかも知れないと思う。
これから、物書きを目指している私には、頭が混乱するばかりだが、あんまりヘコタレることはない。言葉があるかぎり、言葉での構築物は、なんか面白いと思うのだ。うん? 本を読むと、ドーパミンいっぱい? になっているのかも???

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