log02:The thing which is not g
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この子――――――)
それは教室で目にとめた人物。
紛れもなく、『白色 槞霞』だった。
「はあああああ!!!」
頭に小さい角をはやした女の子が、白い子をかき消すように、こん棒を横殴りに振り回した。
「アナタね。噂を利用して、人の魂を喰らう“悪霊”は」
「……コトノハシ………!」
悪霊と呼ばれた女の子は、距離を取る。
詩季はただただ、呆然としていた。
ギャルゲーとはほど遠いが、高菜が望んだ光景が、まさしくそこにあった。
(ちょ、俺じゃなくて高菜巻き込んでやればいいのに………)
なんでこんな面倒なことに……。
ああ、ギャルゲーならこの白い子ともきっとフラグがたつのに……。
「苛められている子を集めて、それで何になるの。弱虫は何匹集まっても弱虫のまま。強くなるなんて無理無理。アナタ程度の脆弱な悪霊、法術を使う間でもないわ。鬼子だけで充分のようね。ほんと、嗤っちゃうわ」
「……ヒ………「酷いだろ、そんなの」
「!」
悪霊が喋るよりも早く、泣きそうな声が泣くよりも早く、詩季は口を開いた。
おそらく、何かのアニメ・小説のぱくりであるような台詞を、真顔で。
「それは言い過ぎだ。言葉は人を殺せるんだ。気をつけろよ、お前」
「………アナタ何様」
「俺様だ。