| タイトル | 告解 | |
| 著者 | ディック フランシス | |
| 感想 | ||
今回は 「告解」について書いてみます。若き映画監督 トマス ライアンは、死に掛けて意識の混濁した老いた友人から神父と間違えられ
「自分は昔、人を殺した」
と、告白されるところから 物語が始まります。トマスはちょうど、26年前に実際にあった出来事を基に 映画を撮っているところで、それが老人の告白と段々からまっていきます。
映画作りを進めていくうちに、トマスは理不尽な妨害に会うようになり、ついには殺人が起き、彼自身も襲われるにいたって、トマスは真相を追い始めます。
やがて26年前に、計らずも起こしてしまった事件を、ひた隠しにして生きてきた人々の罪を暴くことになって行きます。
ストーリーとしてはよくあるパターンですが、トマスをはじめ登場人物がとっても魅力的で、読み終わると上質なミステリーを読んだ気になります。
又、一方でトマスが映画を作りながら常に抱える不安や、人間関係の問題、映画作りの醍醐味など、あとがきを書いた本当の映画監督、 森田?がし(名前を忘れた)にして
「そうそう、映画監督ってこうなんだあ」
と、 言わしめる程臨場感があります。
ミステリー好きの私は 手当たり次第にいろいろな人の本を読んでいますが、ディック フランシスの作品には裏切られたことがないです。ミステリーファンの皆さん、試した見てください。
お勧めは・・・・・まず 「敵手」 かな