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 樹海は本当にナゾか?


 樹海は富士山の山腹から噴火した四つの火山の熔岩台地にできた森である。
 かつては、炭焼きのための林業の森であり、多くの熔岩洞窟は、養蚕に利用された森である。森だから、樹木の陰影が濃い。玄武岩が地盤だから、磁石が効かない場所がある可能性は否定できない。
 樹海は、自殺死体の多いところである。もしかしたら他殺死体がないとは言い切れないと思えないこともない。
 そして、よくよく森を知れば、人の入らない場所に何かを隠すには、もってこいの場所である。この森に、数億円の、犯罪性がある金が隠されているというウワサは絶えない。
 夜に、樹海を歩く人は、かなり多い。学者などではなく、自殺志願者が森をウロウロしているのは、日常茶飯事であることも分かっている。
 樹海に、数ヶ月隠れて、そこから外に出て、買い物をしたりする人もいる。自殺死体のそばの財布には小銭も入っていないことが多い。
 マイナス要因としての話題は少なくはなく、恐怖の森であることは否めない。
 中心的話題は、やはり自殺だろう。これからの老齢化社会では、かなりインパクトがあってもおかしくはない森である。
 人はなぜ自殺するか?
 白骨の頭蓋骨の、ぽっかりと空洞になった目が、どこを見ようとしているのか、確かに、どこかに視点を定めているように見えてならない。